仮免許で路上練習がしたいが、どんな違反があるんだろう？
今回は仮免許練習中で起きる違反をまとめました。
通常の免許所持者とは違った考えがあります。
しっかり把握して、余裕を持って練習しましょう。
仮免許練習中の違反まとめ
道路交通法には仮免許運転違反という違反があります。
これは条件を満たしていない状態で仮免許者が運転し
バレたときに適用される罰則です。
通常の免許と同じく、減点や罰金の対象となります。
仮免許運転違反と罰則内容
| 違反内容 | 減点 | 罰則内容 |
| 仮免許証不携帯 | 12点 | 6ヶ月以下の懲役か10万円以下の罰金 |
| 指定外の道路走行 | ||
| 同乗者がいない | ||
| 同乗者の資格不十分 | ||
| 仮免許プレートの未装備 | 1点 | なし |
減点が12点がいうのは通常の交通違反の中でも
免許停止になるほどの重い部類の減点数です。
・大型自動車等無資格運転
・50キロ以上の速度超過
・0.25ミリリットル未満の酒気帯び運転(13点）
仮免許での路上運転は事故も起きやすいので
極力しないでほしいという警察の願いでしょうか？
本免許の違反も適用される
仮免許違反だけでなく、
通常の交通違反も適用されます。
もし、一旦停止違反で検挙されたとすると
2点の減点となりますが
さらに仮免許違反の内容に該当すると
そこから12点減点となります。
一般の道路に出てしまえば
初心者、ベテランだろうと関係ないってことです。
行政処分の対象になる
行政処分は簡単にいうと「前科」がつくということです。
1度、免許停止処分を受けてしまったら
次回からのハードルが低くなります。
初犯と前科者の対応の違い
| 初犯 | 前科者 | |
| 30日の免許停止 | 6点 | 2～3点 |
| 60日の免許停止 | 10点 | 4～5点 |
| 90日の免許停止 | 12点 | 6～7点 |
| 免許取り消し | 15点 | 10点 |
仮免許の時から前科がついてるなんて
そんな伝説、残さないようにしましょうね。
運転免許の試験が出来なくなる
1度免許取り消し処分を受けてしまうと
「欠落期間」が発生し、
1年以上は運転免許の試験が出来なくなります。
教習所には通い、卒業することはできますが
免許を取る最後の試験ができないので
結局、免許を取ることができないということです。
欠落期間が解除されるのを待ち、
個人で本試験に行かなくてはいけません。
勉強したことなんてすぐ忘れてしまいますから
卒業してすぐに免許を取りに行きたいところです。
仮免許でコンビニに寄るのってどう？
仮免許車両がコンビニに行くのは違反です。
コンビニに行くということは用事があって行くわけで
「私用」という扱いになります。
まだ免許を正式に取っていない人間が
私用で車に乗っているのは目的が違います。
あくまで運転の練習をしているのですから
紛らわしい行動はしないほうがよいでしょう。
練習場所までは運転してもらう
仮免許の路上練習にする道路は指定されており
高速道路や自動車専用道路、
交通量の多い道路は避けるようにします。
近くにちょうど良い練習道路があったとしても
到着するまでの道路が混んでいれば違反ですから
同乗者に目的地まで運転してもらうのがよいです。
その他、休憩やトイレなどでお店に立ち寄る場合は
同乗者に運転してもらい、
仮免許プレートは外しておきましょう。
駐車中、誰が見てるか分かりませんからね。
周囲に余計な詮索をされないよう
十分な配慮をすることが重要です。
まとめ
仮免許運転違反という違反があり、12点減点される
仮免許運転違反は1発で免許停止処分になる
仮免許運転違反と通常の交通違反は別物
仮免許運転違反をすると前科がつく
欠落期間中は運転免許の試験が出来なくなる
仮免許車両でコンビニに寄るのは違反
条件を満たせば路上運転ができる仮免許ですが
初心者に対する処罰がめっちゃ重いです。
そこまで厳しく、ややこしくしてるのは
なるべくやってほしくないからということ。
教習所の練習だけで十分上達します。
免許を取れば好きなだけ運転できるのですから
もう少し我慢して、限りある練習回数を
有意義に使っていきましょう。
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