ここではイベントデータレコーダー(運転記録装置)の
仕組みを分かりやすく解説しています。
義務化はいつからなのでしょうか?
私達のやるべき準備を整えておきましょう!
イベントデータレコーダー(運転記録装置)の仕組み
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/07/743334_m-1.jpg)
イベントデータレコーダー(運転記録装置)は
EVENT DATA RECORDER の頭文字をとって
「EDR」と呼ばれている装置のことで
車に標準的に装備されているパーツです。
そんなの聞いたことないですよね?
私も名前を聞くまで知らなかったのですが
歴史はけっこう古く、
20年ほど前から付いている車もあります。
「EDR」は直訳すると
「出来事の情報を記録する」という意味です。
ここでいう出来事は「事故」のことですから
事故の状況を記録する装置ということになります。
エアバックの作動スイッチとして使用
事故のときに作動する装置といえば
「エアバック」です。
事故による衝突の衝撃を感知し
ガスを点火させ、一気に膨らませます。
「EDR」はエアバックを作動するスイッチの役割で
セットで取付けられていたのですね。
エアバックもかなり歴史あるパーツで
国産で初めて登場したのは1987年。
ホンダのレジェンドという車で
当時はオプションで運転席のみだったそうです。
今は標準装備されて馴染んでいますが
当時はホントに役に立つのか疑問でしたが
交通事故での死傷率が少なくなったことから
「EDR」は陰で支えてくれてたのですね。
イベントデータレコーダーはいつから始まる?
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/07/3359350_m.jpg)
日本で新車の全車両に搭載を義務付けするのは
2022年7月~と国土交通省は検討しています。
アメリカでのEDRの普及率は99%以上と高く、
他にも義務化が進んでいる国も多いので
日本はちょっと出遅れたイメージですね。
その中でも「トヨタ自動車」はすでに
ほとんどの車両に搭載しています。
単に安全装置のスイッチというだけでなく
事故現場の分析に必要と認知されたのです。
ドライブレコーダーと何が違う?
ドライブレコーダーは映像、音がメインです。
事故の一部始終が映っていれば有力な証拠ですが
正確な情報までは得られないのです。
「EDR」は事故の前後数秒の情報を
記録に取ることができます。
① 速度の変化
② アクセル・ブレーキ操作
③ エンジンの回転数
④ ヨーレート(車が曲がる時に旋回した角度)
実際に数字で表してくれるので
事故の記述を書面にするのにピッタリで
裁判官も助かることでしょう。
外的要因(煽り運転など)もあるので
ドライブレコーダーと併用することで
何倍にも証拠能力がパワーアップします。
「EDR」を標準装備しているからといっても
ドライブレコーダーも付けるようにしましょう。
まとめ
エアバックの起動スイッチとして歴史は古い
事故の前後数秒の運転記録を数値化する
ドライブレコーダーと併用すると効果的
日本では2022年7月~義務付けを検討中
馴染みのないイベントデータレコーダーですが
すでに車内に付けられていたなんて
知りませんでしたね。
事故があった時、EDRの事を知っていれば
活用していきたいところです。
自分が事故のショックで記憶がなくても
愛車はちゃんと見てくれていますよ。
ドライブレコーダーは必要なの?
↓ ↓ ↓
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