ここではイベントデータレコーダー(運転記録装置)の
仕組みを分かりやすく解説しています。
義務化はいつからなのでしょうか?
私達のやるべき準備を整えておきましょう!
イベントデータレコーダー(運転記録装置)の仕組み
イベントデータレコーダー(運転記録装置)は
EVENT DATA RECORDER の頭文字をとって
「EDR」と呼ばれている装置のことで
車に標準的に装備されているパーツです。
そんなの聞いたことないですよね?
私も名前を聞くまで知らなかったのですが
歴史はけっこう古く、
20年ほど前から付いている車もあります。
「EDR」は直訳すると
「出来事の情報を記録する」という意味です。
ここでいう出来事は「事故」のことですから
事故の状況を記録する装置ということになります。
エアバックの作動スイッチとして使用
事故のときに作動する装置といえば
「エアバック」です。
事故による衝突の衝撃を感知し
ガスを点火させ、一気に膨らませます。
「EDR」はエアバックを作動するスイッチの役割で
セットで取付けられていたのですね。
エアバックもかなり歴史あるパーツで
国産で初めて登場したのは1987年。
ホンダのレジェンドという車で
当時はオプションで運転席のみだったそうです。
今は標準装備されて馴染んでいますが
当時はホントに役に立つのか疑問でしたが
交通事故での死傷率が少なくなったことから
「EDR」は陰で支えてくれてたのですね。
イベントデータレコーダーはいつから始まる?
日本で新車の全車両に搭載を義務付けするのは
2022年7月~と国土交通省は検討しています。
アメリカでのEDRの普及率は99%以上と高く、
他にも義務化が進んでいる国も多いので
日本はちょっと出遅れたイメージですね。
その中でも「トヨタ自動車」はすでに
ほとんどの車両に搭載しています。
単に安全装置のスイッチというだけでなく
事故現場の分析に必要と認知されたのです。
ドライブレコーダーと何が違う?
ドライブレコーダーは映像、音がメインです。
事故の一部始終が映っていれば有力な証拠ですが
正確な情報までは得られないのです。
「EDR」は事故の前後数秒の情報を
記録に取ることができます。
① 速度の変化
② アクセル・ブレーキ操作
③ エンジンの回転数
④ ヨーレート(車が曲がる時に旋回した角度)
実際に数字で表してくれるので
事故の記述を書面にするのにピッタリで
裁判官も助かることでしょう。
外的要因(煽り運転など)もあるので
ドライブレコーダーと併用することで
何倍にも証拠能力がパワーアップします。
「EDR」を標準装備しているからといっても
ドライブレコーダーも付けるようにしましょう。
まとめ
エアバックの起動スイッチとして歴史は古い
事故の前後数秒の運転記録を数値化する
ドライブレコーダーと併用すると効果的
日本では2022年7月~義務付けを検討中
馴染みのないイベントデータレコーダーですが
すでに車内に付けられていたなんて
知りませんでしたね。
事故があった時、EDRの事を知っていれば
活用していきたいところです。
自分が事故のショックで記憶がなくても
愛車はちゃんと見てくれていますよ。
ドライブレコーダーは必要なの?
↓ ↓ ↓
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