タイヤは薄いほうがカッコ良い!
今も昔もその概念は変わっていないが
なぜそこまで「扁平タイヤ」にこだわるのだろうか?
薄いタイヤとは
薄いタイヤというのは
扁平率の低いタイヤの事を言います。
タイヤのサイズを見た時に
195⁄45R 17インチ
こんなような数字が書いてあるのですが
45Rの部分が扁平率というものです。
タイヤの幅に対するパーセンテージを示してます。
この数字が小さいほど「薄いタイヤ」なのです。
なぜ標準装備する?
車を購入してから自分で交換なら分かりますが
今は標準装備で薄いタイヤが採用されてる事が多いです。
ホンダの「シビック タイプR」は扁平率30%だとか。
ペラッペラです。
なぜ標準装備しているのでしょう?
見た目重視
単にカッコイイという理由が一番でしょう。
でもタイヤが薄けりゃカッコイイというものでもなく
車全体のバランスを見て選択して欲しいです。
車市場の変化
現在の車形状の流行は
「SUV」(スポーツ・ユーティリティー・ビークル) ですね。
アウトドアなどの路面の悪い所へ行く機会が増える事から
分厚いタイヤのほうが路面の凹凸を吸収しやすいですが
あまりに分厚過ぎると
横方向への「グニャグニャ感」が出てしまうのです。
一般的な車も技術の進化により
路面凹凸の吸収が出来るようになってきています。
タイヤに頼る必要がなくなってきたのです。
メリット
見た目がカッコイイ
あくまでも今のトレンドなので分厚いタイヤ
(通称ムッチリタイヤ) のブームが再到来するかもしれません。
ハンドルの応答が向上
イメージとしては、硬くなる感じなので
ハンドル操作がダイレクトに路面に伝わります。
大きなブレーキを装備できる
スポーツカーのような高性能な車になると
ブレーキの効きも重要になってきます。
ホイール内の空間が大きくなったことにより
大きい高性能のブレーキを装備できます。
デメリット
路面の凹凸を感じやすくなる
タイヤが硬くなった分、路面の情報もダイレクトに
伝わってきます。
サーキットでは大事な情報なのですが
公道を走る分には必要ないですね。
値段が高い
扁平率が10%減っただけでタイヤの値段が
倍くらい違う こともあります。
最近の車事情のトレンド
これは車業界に限ったことではないですが
高級思考になってきています。
薄いタイヤがセレブの象徴のようなものです。
ただタイヤを薄くするのは浅はかな考えで
タイヤが薄くなる
↓
ホイールが大きくなる
↓
中のブレーキが見える
↓
ブレーキディスクが小さい
↓
なんかカッコ悪い
というようにブレーキの大きさもデザインしないといけません。
ブレーキが大きくなって車両価格があがっても
高級思考のお客様は買ってくれるはずです。
まとめ
SUV車の流行による市場の変化
高性能な車を支える大きなブレーキの装備
技術進歩により路面吸収をタイヤだけに頼る必要がない
高級思考の世の中にマッチしている
なぜ材料費が少なくなったはずなのに
薄いタイヤは高いのでしょうか?
高性能な構造なので手間がかかっているのです。
この先、薄いタイヤが市場で標準化されれば
生産数が上がり 価格が安くなります。
超薄型タイヤの次のトレンドは
いよいよ空を飛ぶかもしれませんね。
以前にも似た記事書いてますので良かったらどうぞ
↓ ↓ ↓ ↓
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