いよいよ名古屋市内にも初の 環状交差点
(通称 ラウンドアバウト)が2020年9月23日から試験導入されます。
近頃話題になっている「ラウンドアバウト」ですが、
デメリットはないのでしょうか?
ラウンドアバウトのデメリット
① 渋滞が起きやすい
環状内は徐行運転になるので、直進したいだけの人も
わざわざ輪に入らないといけないです。
交通量の多い場所では厳しそうです。
② 建設に場所をとる
どんな車が入ってくるか分からないので、
大きめに輪を作らないといけません。
普段使っている交差点をラウンドアバウトに
変えるのは難しそうです。
③ 歩行者の横断が危険
輪の侵入には一時停止がないので
ホントに停止してくれるか心配になります。
一時停止がない代わりに「ゆずれ」表示があります。
他に言葉なかったんですかねぇ…
ドライバーは何をすればよいか分かりません。
今後ラウンドアバウトは増える?
2014年から導入が開始され、2020年には全国で101件
設置されており、私の地元 愛知県内では7件設置しています。
その7件すべて、まだ事故がないそうです。
それは嬉しいことですが、交通死亡事故ワースト1 には
変わりありません。
事故が起きやすい交差点を対策しないといけないんです。
この先もラウンドアバウトは増えていくと思いますが
もともと事故がない場所に設置しても意味がありません。
事故の多い場所でのラウンドアバウトは出来る?
関係者の方も頭を悩ませている事でしょう。
事故の多い大きな交差点では右折時の対向車との
交わりによって危険が高くなっているので、
左折しかないラウンドアバウトに着目したいです。
どうやって渋滞せずにつくれるか…
一カ所試みている場所がありました。
島根県大田市の朝山インターチェンジ(仮)です。
通称 ダブルラウンドアバウト!
新しいガンダムの名前みたいですね(^^)
イラストで描くとこんな感じです。下手ですいません。
幹線道路のほうはスムーズに直進出来ます。
新設する高速道路には使えそうですね。
二車線に変えてみてはどうでしょうか?
このままだと間違いなく事故が起きそうですが、
実際に似たようなのがロンドンにあるんです。
観光客には初見殺しでスピード出すはずありません。
渋滞になるのが目に浮かびます。
ラウンドアバウトのデメリットまとめ
田舎や住宅街で年々増えてきている。
事故は減少するが、渋滞しやすく設置に広い場所が必要。
調べてみると意外と近くにあったりするので
試しに行ってみるものよいでしょう。
あとがき
右折が危険なら左折だけで目的地に行けないか?
実際に右折の回数を極力回避してくれる機能がついた
カーナビがあるようです。
時間をとるか安全をとるか…迷うところです。
いっそのこと法律で「右折禁止」にしちゃえば
世の中どうなるんでしょうか?