チャコールキャニスターって知ってますか?
排気ガスの有害物質の排出を抑えるための
フィルターのような存在です。
どんな構造をしているのか分かりやすく解説します。
自分で出来るセルフチェックもありますよ!
チャコールキャニスターの構造
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/01/coffee-924948_1920.jpg)
チャコールキャニスターはエンジンルームにあり
エンジンと燃料タンクとをホースで連結しています。
小さめの黒いポリタンクのような形状をしており
エンジンかバッテリー付近にあることが多いです。
チャコールキャニスターの中には「活性炭素」が入っており
タンクを通過した空気は浄化される訳です。
浄水器をイメージすると分かりやすいですね。
炭を1000℃近い高温で加熱すると無数にある
空洞がさらに細かくなり、表面積が数倍になり
浄化効果が向上する。
炭は活性炭になることを「賦活」(ふかつ)という。
ガソリンは常に揮発しています。
揮発したガソリンが大気中に混ざれば
地球環境が悪くなるので
チャコールキャニスターを通し
浄化されてエンジンへと吸入されています。
チャコールキャニスター無しでも走る
空気の浄化が目的でついているパーツですので
走行上問題はありません。
しかし、ガソリンは常に揮発しているので
大気汚染につながるのと
車内がガソリン臭くなります。
そもそも排ガス規制により車検対象のパーツなので
放置していてはいけないです。
チャコールキャニスターの点検
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/01/petrol-996617_1920.jpg)
チャコールキャニスターの性能を確認できる
誰でも出来る簡単な方法があるんです。
給油するときに疑問に思ったことありませんか?
給油キャップを開けたときの「プシュー」音
給油キャップを開けたときに「プシュー」って
炭酸ジュースのフタを開けたときのような
音を聞いたことがあると思います。
あれはガソリンが揮発したときの
タンク内に溜まっていたガスです。
この症状を使い点検ができます。
点検方法
ここで誰でも出来るセルフチェックを紹介します。
① エンジンをかけ、暖気運転させる。(15分程度)
② 燃料キャップを一旦開け、大気圧にする。
③ 燃料キャップを閉め、1分待つ。
④ 再び燃料キャップを開ける。
このとき、「プシュー」音があると
チャコールキャニスターの故障の疑いがあります。
燃料キャップを開けたときに
ガソリン臭ければ異常なし。
臭くなければ異常の可能性が高いです。
フィルターの目詰まりがほとんどなので
交換が必要になってきます。
チャコールキャニスターの交換費用はどれくらい?
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/01/application-1756269_1280.jpg)
チャコールキャニスターの純正新品は平均11,576円、
オークションでの平均落札価格は4,426円です。
作業時間の割に工賃が高い
車に詳しい人なら30分もかからずに
終えてしまうような作業ですが、
ディーラーに持っていくと
3万円程の作業工賃がかかるようです。
できれば自分でやりたいですが
他の点検と合わせて交換するのがよいでしょう。
チャコールキャニスターの交換時期は?
![](https://suisupo32tuning.com/wp-content/uploads/2021/01/neonbrand-KYxXMTpTzek-unsplash-scaled.jpg)
運転の仕方で変わってきますが
10万キロを目処に交換しましょう。
ただし、運転していてたまにガソリン臭かったり
簡単な点検をして異常かも? と思ったら
相談して交換したほうがよいです。
車検での検査対象パーツにもなるので
異常があれば知らせてくれます。
まとめ
「活性炭素」が入っており、燃料タンク内の空気を浄化
走行上問題はないが車検対象なので放置厳禁
燃料キャップを開けたときの「プシュー」音で診断可能
純正新品は平均11,576円、平均落札価格は4,426円
工賃は3万円前後するので他の作業と合わせてやる
交換時期は10万キロを目処に
冬の寒い時期になると
車のマフラーから出る排気ガスが
白い煙となって目に見えるようになります。
それを見る度に「環境破壊してるなぁ」と
胸が痛くなるんです。
スイスポというもろガソリン車を乗っている
私が言うセリフではないのでしょうけど…
ドライブは楽しいですねー♪
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2020年12月17日富士山ドライブに行った時のルート感想ブログ